2018年10月19日 (金)

パトロン募集

漫画家志望のふーちゃんはパトロン募集していた。
プロ漫画家のアシスタントをしたり、同人誌を作ったりしてプロデビューの機会を待っているが、なかなかその道は遠い。
漫画では食っていけなくて、かと言って他の仕事をして創作時間を減らしてはどんどん道は遠のいていく。
そこで、パトロン募集をしたのだ。
「ご飯も食べさせてもらえるし、一石二鳥ですね」
パトロンのおじさんと食事をして、時にはセックスもして数時間程度で万単位のお金がもらえる。バカらしくて他のアルバイトなどは眼中にないと言う事だった。
ただ、ふーちゃんはまじめに漫画家を目指しているのだ。
ホテルでもちょっと時間が空けば、ノートにメモをしている。そこには、先ほどふーちゃんと試した体位が克明に描かれていた。
正直に言って、僕にはふーちゃんの漫画はちょっとわからない。絵は上手いと思うのだが、お話がファンタジックすぎてやや浮いた感じがする。僕は結構漫画は読む方であり、幾多のプロの漫画家と比べると、若干物足りないように思う。
パトロン
ただ、彼女が普通の援助交際のようにお金を稼いでいるだけならば、僕は漫画家はあきらめるように言うと思う。
しかし、ふーちゃんにとってはパトロン募集は自分に投資してもらう手段だ。生活のメインではない。
だからこそ、僕はふーちゃんのパトロンになって投資しているのだ。もちろん、彼女とのセックスは好きだし、それはそれで楽しませてもらっている。ただ、ふーちゃんが努力している姿を知っているからこそ、頑張ってもらいたいのだ。
そんなある日、ふーちゃんから電話があった。今度発売される月刊誌にふーちゃんの漫画が掲載されると言う。穴埋めの代原だが、プロデビューには変わりない。
僕は何だか自分の事のようにうれしくなって、発売日にその月刊誌を購入した。そして、そこにはふーちゃんの本名とともに彼女の漫画が載っていた。
やはり、他の漫画家と比較して見劣りはする。ただ、絵と構成はしっかりしているので数をこなせば定期的に仕事の依頼は来るのではないだろうか。
その日まで、もうちょっとだけふーちゃんのパトロンは続けようかと思う。
割り切りの相場
援デリ

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